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原始仏教について   

だいぶ更新が止まってしまっていますが、それでも見に来てくださる方がいらっしゃるようで大変ありがたく思います。

一昨年、ブログを立ち上げてから、いろいろとチベット仏教関連の本も読んだりしていたのですが、イマイチ理解が進んでいませんでした。仏教というのはこういうものらしい、という断片的な情報は蓄積されたのですが、体系だった理解はできていなかったように思います。

で、一年ほど前からちょっとしたきっかけで原始仏教のほうにシフトしました。
まだ勉強中なので、あまりいろいろなことを書いて、間違った情報を発信してしまってはいけないとも思うのですが、とりあえず現在地道に実践を続けています。

まず思うのは、今までいかに自分のエゴが強いということに気づいていなかったかということです。
「自分は正しい」という強烈な思い込みがあったんですね。人それぞれに事情があり、考え方が違うのだということが、分かっているつもりでわかっていなかったのだと思います。
例えば、「もし自分がそういう状況に置かれたら、こういう風に思うだろう」なんて想像して、相手を気遣っているつもりになっていたり、、、ということもあったのですが、それは自分の考え方を相手の状況に当てはめているだけで、思いやりとは少し違うんですね。
もちろん今もエゴが抑えられないことだらけなのですが、毎日毎日、少しづつ変わっていければ良いなと思っています。

で、具体的に何を実践するかというと、五戒を守り(これ自体がひとつの取り組みになります。例えば、嘘をつかないように常に自分にチェックを入れ続けるというだけでも、決して簡単ではありません)、1日10分瞑想をし、できるだけ善行を行います。善行といっても私の場合は全くたいしたことはしていないのですが、例えばゴミを拾うとか、お年寄りに席を譲るとか、募金をするとか、そういう小さなことを積極的に行うようにするといった感じです。
実践が第一だと思っているのですが、モチベーションを維持するためにダンマ系の情報は定期的に入手します。(きちんと実践されている方はもっといろいろあると思うのですが、私は在家で初心者なので、今のところこれが限界です)

これだけのことですが、混乱していた思考がだいぶ整理されてきます。
衝動に振り回されることが減ってくるので、周囲との軋轢が減って物事がスムーズに流れるようになりました。逆に重要と思われるポイントでは、きちんと主張することができるようになってきたのではないかと思います。

まだまだ初心者なので、あまり発信できる情報もないのですが、せっかくブログのアカウントがあるので、今後は時折、原始仏教関連の記事も書いていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

# by chy9929 | 2010-01-19 13:23 | 原始仏教

ダライ・ラマ法王来日法話   

ダライ・ラマ法王の法話を聞きに両国国技館に行ってきました。

今回は講演ではなく法話でタイトルもなんだか難しそうだったので、不安半分ミーハー心半分で出かけてみたのですが、やっぱりというか私にはちょっと難しかったです。
おもに「自我」について、神の存在を認める宗教と、そうでない宗教(仏教など)でのとらえ方の違いなどについてお話しされていました。

ちなみに今回逐次通訳付きだったのですが、英語ならなんとなく内容の推測できて、後で意味もわかって、、、となるのですが、チベット語だとお話されている時は全く意味が分からないんですね。
せっかく身振り手振りも交えて話されているのに、全く分からない、、、というのはその瞬間においてはちょっと辛いものがありました。
自分がテレビとかの便利性になれすぎているのかもしれません。

最後に少し質疑応答の時間があったのですが、けっこう素朴な質問が多くてそれに対する法王の受け答えとかはわかりやすくて面白かったです。
例えば「私は自分のことが好きじゃないんですが、どうしたらいいですか?」みたいな質問には、まず自分を愛せないと人を愛するのは難しいということ。そしてあなたは常に自分が嫌いですか?自分を嫌いだと感じるのは辛かったり苦しかったりする時ではないですか?楽しい時には自分が好きでしょう?だったら苦しい時間を減らしていけるように努力したらどうですか?というようなアドバイスをされていました。
こう言ったら失礼かもしれませんが、うまいなあ、、、と感心

私も苦しい時間を減らせるように頑張ります(笑)

# by chy9929 | 2009-10-31 23:37 | チベットのこと

愛の10条件   

台湾-高雄の映画祭で、「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長に関するドキュメンタリー映画が上映されるようです。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090906-OYT1T00603.htm?from=main2

この映画、オーストラリアで上映されたときは大騒ぎになった、、、というか中国が大騒ぎしたようですが、逆に注目を集めてしまうので彼らにとっては逆効果な気がするのですが、独裁国家の人間にはそれがわからないのでしょうか?
http://www.youtube.com/watch?v=crKpnvmyuJA&NR=1
(↑ちなみにこのニュースで「You are liar!!!」と必死になって連呼している中国人は、多分英語が喋れないと見た(笑))

この映画、見てみたいんですけど日本では上映しないんでしょうか?
上映されるとしても日本の場合、映画祭とかじゃなくて、中国に遠慮しつつひっそり単館上映とかになってしまいそうな気がします。(><

以下、台湾の「自由時報」からの翻訳です。
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高雄のラビア支持をハッカーが攻撃、共産党はナンセンス

記録映画「愛の10条件」上映を決めた高雄映画祭のブログが中国からのハッカー攻撃を受けた。

中国からハッカーが侵入してラビアを排斥

ネットユーザーによると、昨晩8時過ぎ「Luc1f3r」と称するハッカーが高雄映画祭の公式ブログに侵入、ウイグル独立運動家ラビアに関する記録映画「愛の10条件」上映に対して、「ラビアは暴力活動家であり、美化されるべきではない。主催者に上映取り消しを求める」という旨の抗議文書を勝手に掲載した。

ブログの人気は3倍に

情報を知った高雄映画祭側は非常に驚いた。高雄映画祭のクリエータ黄皓傑氏が鄭文堂映画祭主席に代わって「これは個人によるハッカー行為であり、それによって映画祭が上映を取り止めるということはない」とのコメントを述べた。但し、ネットワーク技術者は相手がどうやって中国のグレートファイヤーウォールを突破してブログに侵入したのかに興味を持っているとのこと。また、この進入事件の影響でブログの閲覧数は一日約二千人から約六千人に急増した。

PTT(台湾最大の電子掲示板) では多くのネットユーザーがこのハッカー事件から中国のネットユーザーの(文化)レベルがうかがえるとコメントしている。映画祭は芸術のイベントであるが、芸術とは多元的で自由なものであり、いかなる制約も受けない。芸術はさまざまな形をとり、決して一元的なものではないのである。

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※このニュースでは少し回りくどい言い方をしているので念のため解説させてください。
おそらく今、高雄映画祭のブログは情報統制下の中国では閲覧すらできない状態のはずなので、このハッキングはほぼ確実に共産党の工作だということになります。

# by chy9929 | 2009-09-09 22:16 | 東トルキスタンのこと

ダライラマ訪台 さらに続報   

引き続きダライラマ訪台関係のニュースを紹介します。
このニュースに民意調査の結果が出てきますが、民進党側の出した数字なので正確に台湾の民意をあらわしている数字かどうかは疑問です。
が、とにかく「中華統一促進党」の背景には納得というか驚いたというか、、、
こんな団体だったんですね。

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民進党:多くの民衆がダライラマの訪台に賛成 - BBC中国語ネット

訪台中のダライラマは水曜に高雄から台北へと移動した。北京が訪台に対し不満を表す中、民進党は多くの台湾人がダライラマのこの度の訪台に賛成しているという民意調査を発表した。

当初ダライラマは木曜に台湾北部の桃園にて記者会見を予定していたが、それが取り消しになったため台北でチベット人に会うようスケジュールを変更した。そして今週金曜に台湾を離れる予定となっている。

ダライラマ基金会のソナムドルジェ秘書長はBBCの取材に対し、ダライラマは木曜、台湾に住む数百人のチベット人及び、基金会の友人や宗教界の人々と接見する予定になっていると話した。

ダライラマは水曜午前、高雄市にてカトリックの軍国璽主教との対話を行った後、午後に新幹線で台北へと移動した。台北では引き続き台湾統派団体の抗議に遭うと同時に人々の歓迎を受けた。

訪台初日は統派抗議団体がダライラマに詰めよって罵る局面があり、保安当局はダライラマ基金と民進党の抗議を受けた。そのため水曜の北上後、台北警察は200名の警官を動員し保安体制の強化を行った。

党派を問わず熱烈な歓迎を受けた過去2回の訪台時と比べると、今回は民進党の県と市の首長が連名で訪台を要請したのに対し、国民党側は許可こそしたものの冷淡な対応を取っており、また一部の人たちは訪台によって両岸関係(中台関係)が損なわれたと発言している。


民衆は賛成

仮にダライラマが南部の被災地を訪問し、説法を行った際の体育館に集まった人々の熱狂的な反応という視点から見るのであれば、今回の政治的なもめごとは人々のダライラマへの支持には影響していないようだ。

民進党が発表した民意調査によると、7割5分の人々がダライラマの被災者慰問に賛成、1割8分が反対の意を示している。

北京からの嵐のような批判と両岸の交流悪化に関する脅しに対しては、8割近い人々が北京のやり方は適当でないと考えている。

7割7分の人々がダライラマに対する抗議行動に違和感を示し、1割3分が適切なものと考えている。

ダライラマに激しい抗議行動を行った党派団体「中華統一促進党」は、台湾で指名手配され現在は中国大陸に居住している暴力団関係者張安楽が束ねている団体である。

張安楽は台湾竹聯幇の幹部であり、かつて蒋経国時代、(台湾)国防軍情報局の命令により、竹聯幇がアメリカで作家江南を暗殺した事件への関与により、アメリカで懲役刑の判決を受けている。

これらの人々の激しい抗議により、台湾の安全当局がダライラマに台湾におけるスケジュールの変更を打診することになったとみられている。

民進党は、これは北京が黒社会の人間を使って行った妨害工作であり、馬英九総統の黙認によっておこったものであると批判している。

# by chy9929 | 2009-09-02 23:57 | チベットのこと

ダライラマ訪台 続報   

昼休みにダライラマ訪台のニュースを見ていたら、こんなものがありました。
長野のときのような動員でしょうか?
こういうヒステリックな群集って、世界中でどこからともなくわいてくるんですね。
気持ち悪いなあ、、、、

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帰れ!台湾は中国のものだ!五星紅旗を手に、ダライラマに叫ぶ群集
中国評論新聞網 台北8月31日

昨晩台湾入りし、新幹線で南部へ移動したダライラマに対し、大勢の群集が駅で抗議の叫び声を上げた。プラカードはもとい、挙句の果てには五星紅旗(中華人民共和国の国旗)を取り出して大声で叫んだ。傍らにいたハタ(チベット仏教で相手に敬意をあらわすときに送る白い絹の布)を持った人々の声は全てかき消された。このような抗議に対して、ダライラマは感ずるものがあったようだ。

TVBSの報道

群集「下がって下がって、押さないで」
台湾を訪れたダライラマが警察とともに新幹線に乗ろうとしたところ、100人以上の群集が取り囲んで叫び声を挙げた。

群集「帰れ!とっとと帰れ!!台湾は中国のものだ!」
白い布、黄色い看板、それから見たこともない党の旗を持った人々がとりかこんで詰め寄った。
群集「帰れ!帰れ!!」

警察が同心円を作って挟み込み、ついにこれを突破したが、駅に入ると傍らにいたハタをもって出迎えた人々もその群集に飲み込まれ、その場は大混乱となった。ダライラマが駅に入っても、群集はあきらめようとしなかった。

群集「帰れ!帰れ!」
群集「英語で言え!彼は中国語が分からないぞ」

ダライラマが見えなくなるまで、群集はプラカードを掲げてその場を去ろうとはしなかった。このような抗議にあって、ダライラマは深く感ずるものがあったようだ。

ダライラマ「このような抗議は一部の人によるものです、台湾の人々が関心を持っている経済といくつかのテーマについては、また違った解決の道があります。」

鉄道員「発車します」

乗車直前になってやっとしばしの平安が訪れました。信者の人々は台湾高速鉄道会社の殷琪董事長にハタを渡しました。陳菊高雄市長の付き添いのもと、衝撃的な台湾到着第一夜はこうして終わりました。

# by chy9929 | 2009-08-31 13:26 | チベットのこと